短髪マッチョのキタサンブラックと黒髪マッシュのディープインパクト
こんにちは。ツヨシです。
キタサンブラックが顕彰馬に選出されましたね。
関係者の皆様、おめでとうございます。
僕も嬉しいですね。キタサンはここ最近で一番魅力があった馬だと思っています。
いつの日かディープインパクト×ブラックタイドの全兄弟クロスが競馬界を席巻しているかもしれません。
似ても似つかない兄弟
キタサンブラックの種牡馬入りにあたって、振り返っておきたいことは、
ブラックタイドはディープインパクトとは似ていないということですね。
そしてウインドインハーヘアがどれだけすごいお母さんなのか…
改めて感じる…頭が上がりません…
まずはみなさんご存知ディープインパクトですが、
この馬はキレッキレでしたね。気付いたら先頭にいます。
気付いたら惚れてる…
気付いたらホテルにいる…
黒髪マッシュのようなエロさがありますね。(強要)
あの圧倒的な強さと瞬発力は、まさにサンデーサイレンスの後継と言えるでしょう。
Halo≒SirIvorの機動力と柔らかさが前面に出た瞬発力に、無駄のない馬体と走りがプラスされて尽きないスタミナ、サンデーの根幹的なスピード。
子供の代では今や誰もが知るディープ×StormCatのニックスは
Secretariat≒SirGaylordの兄弟で柔らかさや瞬発力を保ちつつも、早期から筋肉がつく米国の血統を取り入れることで、クラシックで産駒がどんどん活躍するということですね。
枯れるディープ産駒というのは、早期に完成する代わりに米国の血が年齢と共に前面に出て筋肉が硬くなってしまい、全盛期の瞬発力がなくなってしまうやつですね。
先行するディープ産駒は枯れにくいと思います。
アルアインは母父(A.P.Indy−Plupit系)の影響もあると思います。ここでは省略。
上2つを見れば分かるかもしれませんが、近いうちに僕がキズナ×キングヘイローを推しているブログを書くかもしれません。ディープボンドダービー5着ありがとう。
ディープはここら辺にしておきましょうか。
お気づきでしょうが、結構長いです。
短小の人がそれを気にしてする前戯くらい長いです。
知らんけど。
対してブラックタイド。
今つらつら書いてきたディープの話はもはや無駄です。
ブラックタイド自身はサンデーの雑多性から来る母系から引き出したスタミナとサンデーのスピードが出たタイプで、馬体重もあり重厚。瞬発力勝負より消耗戦の方が得意なタイプ。
合コンでかかってこいやと言わんばかりのマッチョ系。
夏は絶対に短パン履いてますねこれ。(嫌いなタイプ)
キタサンブラックといえば母父サクラバクシンオーという血統で人々を悩ませてきましたが、バクシンオーは体型こそスプリンターでしたが、その体型が伝わらないor代を重ねれば、PrincelyGiftとTourbillonの柔らかさに母系のHyperionを伝えるので、長距離で走る馬が出ても何らおかしくはないでしょう。
母父サクラバクシンオー - 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
また、ジャッチアンジェルーチの母父VictoriaParkは、バクシンオーの母父ノーザンテーストの母父ですからTeddy譲りの海外にも通用する根性に、テイズリー(Cee’sTizzyの母)からLyphardの粘り強さを母系からも取り入れたキタサンブラックは、戦績を重ねるごとに成長したスタミナ、我慢強さ、持久力を武器に、天皇賞秋の超不良馬場も苦にせず、中長距離を戦い抜きました。このHyperion的な走りは、ディープ産駒の中では少し変わり者なトーセンホマレボシにも通ずるものがあると思います。キタサンブラック産駒にはそのスタミナが伝われば、ディープのキレを生かしたフィリーサイアー的な活躍よりも、スタミナを生かしたコルトサイアー的な活躍が見られると思います。
長くなりましたがこんな感じで。
違いが伝わりましたか?
だから僕はウキウキしているんです。
違うタイプの兄弟が合わさった時、どんな反応が起きるのか、今から楽しみで仕方ないです。
個人的にはブラックはロードカナロア、ハービンジャーあたりとうまくいったら面白いなと思ってます。
血統はロマン。競馬はロマン。
へばな!